春日井の古井戸

 使っていた井戸が枯れて水が出ないとの相談が春日井在住の方から相談があった。自噴する珍しい井戸であったそうである。以前は井戸から柄杓ですくって使っていたとのことである。

 現在では、湧き水をポンプアップして使っておられる。200v使用のポンプで3箇所で利用しておられる。大きな屋敷であるので、水道だけでは費用がかさむであろうと想像できる。綺麗な湧き水であるので、自然の恵みの恩恵をいつまでも受けたいものである。

 調査してみると、3m程の深さである。下には石がひかれている。調査していると再び水が湧き上がってくる。これならまだ使えると、下の状態に接続する。ポンプの電源を入れ、蛇口をひねる。ポンプが作動する。蛇口から綺麗な水が出だす。3箇所とも水を出すことができる。湧き出る水も相当な量である。

 湧き出る水位が低くなってきているようであるそうである。冬になり、水涸れが起こるかも知れない。その時には新たな井戸が必要になるかも知れない。クライアントからはひとまず安堵の様子を見て、我々は帰路についた。