試掘

 昨年も、幸いに多くの井戸掘りに関係した。苦労してやっと水脈に当たったところ。数時間で多量の水が出たところ。多量の水は出るが、鉄分が異常に多いところ、最後まで水脈に当たらなかったところ。毎年、本当に場所柄色々です。

 残念ながら、我々はこの方法なら何処でも可能であるという万能な工法は有していない。相手は見えない地中である。途中に障害物に当たることは毎度のことである。大きな石があれば、掘り場所をずらして、再挑戦。時間がかかる作業です。

 我々は、うまく掘れなかったところを教師にして、常に工具の開発や、堀方の工夫をしている。今朝は新春試掘始めに望んだ。いろいろな開発道具を揃えて、粘土質?の堅い層を突き破る実験を行った。層を突き破り、1m以上掘り下げることができた。だが、穴から土をうまく持ち上げることができなかった。地下水で土はどろどろになっている。如何に地上にあげて、さらに深く掘り下げる工夫がいる。

 今朝の最低気温は−2℃を記録していた。10時頃には陽差しが強くなり、しかも無風になった。天候は我々の見方をしてくれた。だが、試掘は残念ながら、うまくはいかなかった。来週再挑戦。