井戸の調査

 北名古屋市に徳円寺という真宗のお寺さんがある。ここに比較的古い井戸がある。濃尾地震で本堂が倒壊し、再建の折に井戸が掘られたとの話を伺った。

 最近使わなくなって、水が出ないとのことで、調査を依頼された。できれば、もっと利用できるようにとの住職よりお話であった。井戸水をポンプで排出し、様子を調べる。まだ、水は湧き出てきてはいるが、一般家庭なら問題がないようである。お寺さんが使うには余りにも貧弱と判断。

 井戸の中に井戸を掘ることに。7m程の所でかなりの量の水脈に当たった。今日の作業はここまでで終了。手動ポンプの形、利用の方法など検討することになった。お墓で利用する水、トイレの水。庭の散水。参拝者の手水なら十分使える。飲料水として使わなければ、水の量・質ともに問題なし。
 
 自然に浄化された恵の水。近年廃棄物の影響で水質が悪くなっているようである。井戸水で監視しながら、自然の恵を上手に利用したいと、考えている。


   径1m程の井戸


   使われていない井戸はヘドロ状態


   綺麗な水が